阿射加神社

神社データベース

読み: あざかじんじゃ
ローマ字表記: Azakajinja
主祭神: 猿田彦大神
住所: 三重県松阪市小阿坂町120 地図を表示
緯度/経度: 北緯 34°35'27.1"
東経 136°28'07.7"
略縁起: 倭姫命が天照大神の神霊を奉じ、鎮座地を求めて全国を巡行していた時、安佐賀の山嶺に荒ぶる神伊豆速布留神がいたために、宇治の五十鈴の川上の宮に向かうことができなかった。このことを伊勢大若子命ら三名を朝廷に派遣し垂仁天皇に奏上させたところ、天皇は大若子命に命じて伊豆速布留神に様々な贈り物を捧げさせ、安佐賀に社を建て、伊豆速布留神を祀ったことが始まりだという。垂仁天皇十八年四月のことと伝える。延喜式神名帳、伊勢国壱志郡に阿射加神社三座とあり、『古事記』には猿田毘古神が阿耶訶に坐したとある。また、猿田毘古神が比良夫貝に手を挟まれて溺れた際に、底度久御魂、都夫多都御魂、阿和佐久御魂の三つの御魂の名を表したことから、阿射加神社「三座」とはこの猿田毘古神の三つの御魂であり、当社の祭神である伊豆速布留神は猿田彦大神であると解される。
URL: 三重県神社庁教化委員会　神社の紹介（阿射加神社）
http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/%E9%98%BF%E5%B0%84%E5%8A%A0%EF%BC%88%E9%98%BF%E5%9D%82%EF%BC%89%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
備考

神社データベース凡例

1. データベースの目的

本データベースは『古事記』に登場する地名の要点をまとめてインターネット上で閲覧できるようにし、国内外の研究者だけでなく、広く一般の古典文学愛好者も『古事記』の世界をより深く理解することのできる手引きとなるよう作成したものである。多くの人々に本データベースが活用されることで『古事記』に対する興味関心が高まるとともに、さらなる研究の進展を願ってやまない。

2. 凡例

一、本データベースは『古事記』に登場する神社およびゆかりのある神社名を見出しに掲出し、①読み、②ローマ字表記、③主祭神、④住所、⑤緯度・経度、⑥略縁起、⑦URL、⑧備考の各項をまとめたものである。
一、原則として、『古事記』に登場する神社を中心に、『古事記』に登場する地名を持つ神社、『古事記』に登場する神・登場人物を祀る神社を掲げた。
一、社名の読みは当該神社が公開している情報および後述した辞典類を参照し現代仮名遣いで示した。
一、ローマ字表記はヘボン式を用いた。
一、主祭神は、当該神社公開している情報や後述した辞典等を参照し記載した。また、主祭神が『古事記』に登場する神や人物であり、『古事記』の表記と異なる場合は（　）にて『古事記』における表記を併記した。
一、略縁起は、当該神社出版の社史を始めとし、白井永二・土岐昌訓編『神社辞典』（東京堂出版、1979年12月）、式内社研究会編纂『式内社調査報告』全25巻（皇学館大学出版部、1976年2月-1995年2月）、全国神社名鑑刊行会史学センター編纂『全国神社名鑑　上・下』（全国神社名鑑刊行会史学センター、1977年7月）、神社新報社編『全国著名神社名鑑』（神社新報社、2005年3月）、志村有弘・奥山芳広編『社寺縁起伝説辞典』（戎光祥出版、2009年12月）を参照し記載した。また各都道府県の神社誌、県史・町史等も適宜参照した。
一、URLには、各都道府県や市町村などで作成している観光情報等のホームページのアドレスを掲げた。現地に赴く際の参考とされたい。

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