都賀那岐神社

神社データベース

読み: つがなきじんじゃ
ローマ字表記: Tsuganakijinja
主祭神: 高龗神、頬那芸神
住所: 奈良県宇陀市榛原山路335 地図を表示
緯度/経度: 北緯 34°30'17.6"
東経 135°57'59.0"
略縁起: 創立年代などは詳らかではないが、当社の鎮座する「伊那佐山」は神武天皇の東征の伝承地である。『古事記』には、神武天皇東征の折、兄師木・弟師木を撃とうとした時に皇軍はしばし疲れていた。そのため、「楯並めて　伊那佐の山の　木の間よも　い行き目守らひ戦へば　吾はや飢ぬ　島つ鳥　鵜飼が伴　今助けに来ね」と天皇が歌ったと伝える。『日本書紀』神武天皇紀にも同様の歌が見え、そこでは「伊那瑳の山」と記される。かつては貴布禰社とも呼ばれた。祭神である高龗神は『日本書紀』、頬那芸神は『古事記』に見える神で、ともに水神であるとされる。『日本文徳天皇実録』に、仁寿二年秋七月大和国都賀那木神が官社に列せられたという記事があり、古くより祭祀がなされていたことが知られる。延喜式神名帳、大和国宇陀郡に「都賀那木神社」とある。
URL: 都賀那岐神社【公式HP】
https://tsuganakijinja.wixsite.com/tsuganaki-jinja
備考

神社データベース凡例

1. データベースの目的

本データベースは『古事記』に登場する地名の要点をまとめてインターネット上で閲覧できるようにし、国内外の研究者だけでなく、広く一般の古典文学愛好者も『古事記』の世界をより深く理解することのできる手引きとなるよう作成したものである。多くの人々に本データベースが活用されることで『古事記』に対する興味関心が高まるとともに、さらなる研究の進展を願ってやまない。

2. 凡例

一、本データベースは『古事記』に登場する神社およびゆかりのある神社名を見出しに掲出し、①読み、②ローマ字表記、③主祭神、④住所、⑤緯度・経度、⑥略縁起、⑦URL、⑧備考の各項をまとめたものである。
一、原則として、『古事記』に登場する神社を中心に、『古事記』に登場する地名を持つ神社、『古事記』に登場する神・登場人物を祀る神社を掲げた。
一、社名の読みは当該神社が公開している情報および後述した辞典類を参照し現代仮名遣いで示した。
一、ローマ字表記はヘボン式を用いた。
一、主祭神は、当該神社公開している情報や後述した辞典等を参照し記載した。また、主祭神が『古事記』に登場する神や人物であり、『古事記』の表記と異なる場合は（　）にて『古事記』における表記を併記した。
一、略縁起は、当該神社出版の社史を始めとし、白井永二・土岐昌訓編『神社辞典』（東京堂出版、1979年12月）、式内社研究会編纂『式内社調査報告』全25巻（皇学館大学出版部、1976年2月-1995年2月）、全国神社名鑑刊行会史学センター編纂『全国神社名鑑　上・下』（全国神社名鑑刊行会史学センター、1977年7月）、神社新報社編『全国著名神社名鑑』（神社新報社、2005年3月）、志村有弘・奥山芳広編『社寺縁起伝説辞典』（戎光祥出版、2009年12月）を参照し記載した。また各都道府県の神社誌、県史・町史等も適宜参照した。
一、URLには、各都道府県や市町村などで作成している観光情報等のホームページのアドレスを掲げた。現地に赴く際の参考とされたい。

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