氏族データベース

氏族データベース凡例

旦波之大県主

読み
たにはのおほあがたぬし/たにはのおおあがたぬし
ローマ字表記
Tanihanoooagatanushi
登場箇所
開化記
他文献の登場箇所
紀   開化6年正月甲寅(14日)条
始祖
 
後裔氏族
説明
 丹後国竹野郡・丹波郡を本拠とした氏族。『古事記』においては、由碁理の娘・竹野比売(丹波竹野媛)が開化天皇のキサキとなり、比古由牟須美命(彦湯産隅命)を産んでいる。また、『日本書紀』は四道将軍のひとりである丹波道主王を彦湯産隅命の子とする異伝を載せる。丹波国造(野田川水系)の勢力拡大に押され、旦波之大県主(竹野川水系)は5世紀後半には衰退したことが、丹後地域における大型古墳の分布状況から推測されている。そのためであろうか、後裔氏族を史料上から確認することはできない。
参考文献
小林敏男「旦波大県主をめぐる歴史的世界」(『古代王権と県・県主制の研究』吉川弘文館、1994年7月、初出1979年2月)

氏族データベース トップへ戻る

先頭