氏族データベース
志幾之大県主
- 読み
- しきのおほあがたぬし/しきのおおあがたぬし
- ローマ字表記
- Shikinoooagatanushi
- 登場箇所
- 雄略記・若日下部王
- 他文献の登場箇所
- 続後紀 承和6年(839)正月庚申(7日)条
承和6年正月甲子(11日)条
承和6年5月壬辰(12日)条
三実 貞観2年(860)4月29日己酉晦条
貞観2年11月16日壬辰条
貞観3年2月16日庚申条
貞観4年2月23日壬戌条
貞観10年正月7日壬寅条
貞観10年正月16日辛亥条
貞観11年9月15日己巳条
仁和元年(885)3月8日癸亥条
姓 右京皇別下
河内国皇別
和泉国皇別
- 始祖
- 神八井耳命(姓)
- 後裔氏族
- 志紀宿禰/志紀首
- 説明
- 河内国志紀郡を本拠とした氏族。『古事記』においては、天皇の御殿に似た舎屋を建てたことで雄略天皇の怒りを買ったが、白い犬を献上したことによって許されたとの伝承が載せられる。正倉院文書に「志紀咋麻呂」の署名が多数みえるほか、外位ながら従五位下に昇った氏人として永成(承和6年〈839〉)・氏経(貞観10年〈868〉)が確認できる。大和国磯城郡を本拠とする志貴氏(師木県主)との関係性は不明であるが、もとは同族であったとする見解もある。
- 参考文献
- 吉井巌「倭の六の御県」(『天皇の系譜と神話』2、塙書房、1976年6月、初出1968年11月)
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