器物データベース > 黄泉国

竪櫛

出土場所 茨城県大洗町鏡塚古墳
年代 古墳時代(前期)・4世紀
所蔵 國學院大學博物館
資料解説 古墳時代の竪櫛は、人物埴輪の表現や、出土人骨の着装例から、島田髷状に結った女性の前髪に挿すのが一般的であったと考えられる。ただし、男性の頭部に副えられた例や、常陸鏡塚古墳例のように多量の櫛を副葬した例もあり、単なる装身具としてだけではなく、何らかの儀礼に用いられていた可能性も想定することができる。

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