國學院大学 「古典文化学」事業
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天御虚空豊秋津根別
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天御虚空豊秋津根別
読み
あまつみそらとよあきづねわけ
ローマ字表記
AmatsumisoratoyoAkidunewake
別名
大倭豊秋津島
登場箇所
上・国生み神生み
他の文献の登場箇所
旧 天御虚空豊秋津根別(陰陽本紀)
梗概
伊耶那岐神・伊耶那美神の国生みの際、佐度島の次に生まれた。大八島国の一島の神名。
諸説
神名に「天」を冠する点について、天照大御神が治める高天原になぞらえて天を冠したと捉える説がある。「天御虚空」は皇孫につく「天津日高」「虚空日高」などに関連する美称といわれる。「秋津」は①豊葦原千秋長五百秋水穂国の秋の意、②蜻蛉の意などと解される。後者については、秋津と蜻蛉が同音であり、『日本書紀』にて神武天皇が「内木綿の真迮国と雖も、猶し蜻蛉の臀呫せるが如もあるかも」と述べていることが根拠として挙げられる。蜻蛉は稲の精霊であり、豊作の予祝による命名という。「根」は神人名にあらわれ、宗教的性能を暗示するといわれる。
参考文献
-
天津麻羅
天照大御神
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