國學院大学 「古典文化学」事業
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伊豆志
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地名データベース凡例
伊豆志
読み
いづし/いずし
ローマ字表記
Izushi
登場箇所
応神記・天之日矛、応神記・秋山の神と春山の神
住所
兵庫県豊岡市出石町宮内
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緯度/経度
北緯 35°28'54.1"
東経 134°52'13.0"
説明
新羅の国王の子、天之日矛が日本に渡ってきた際に持ってきた宝物八種が、伊豆志の八前の大神と称され、その娘を伊豆志袁登売神という。
「伊豆志」は、但馬国出石郡出石郷(和名類聚抄。現・兵庫県豊岡市の出石地域)に当たり、伊豆志袁登売神が鎮座した神社は『延喜式』神名帳に「伊豆志坐神社」八座とある(「伊豆志神社」とも。現・出石神社)。後には但馬国の一の宮となっている。
日本に渡ってきた天之日矛は、但馬国に居住し、当国で子孫を遺している。『新撰姓氏録』には後裔氏族として糸井造・三宅連が見えており、ともに出石周辺の地名と関係があることが指摘されている(養父郡糸井郷、出石郡安美郷三宅)。天之日矛の後裔氏族が出石周辺で勢力を張っていたことがうかがえる。
『播磨国風土記』宍禾郡御方里条の地名伝承には、葦原志許乎命と天日槍命が国占め争いをし、黒土の志爾嵩という山から、それぞれ三本の黒葛を投げたところ、天日槍命の黒葛は三本とも但馬国に落ちたため、但馬の伊都志の地に鎮座したとされている。また揖保郡越部里条には、但馬国の三宅から人々が越してきたという伝を載せ、揖保郡麻打山条には、但馬国の人、伊頭志君麻良比が登場する。出石が播磨国と交渉の深かったことが指摘されている。
URL
備考
本居宣長『古事記伝』34(『本居宣長全集 第12巻』筑摩書房、1974年3月)
「角川日本地名大辞典」編纂委員会(編)『角川日本地名大辞典 21 岐阜県』(角川書店、1980年9月)
西郷信綱『古事記注釈 第六巻』(ちくま学芸文庫、筑摩書房、2006年2月、初出1988年8月・1989年9月)
角川文化振興財団(編)『古代地名大辞典』(角川書店、1999年3月)
加藤謙吉・関和彦・遠山美都男・仁藤敦史・前之園亮一(編)『日本古代史地名事典』(雄山閣、2007年10月)
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