日吉大社

神社データベース

読み: ひよしたいしゃ
ローマ字表記: Hiyoshitaisha
主祭神: 大己貴神（大穴牟遅神）、大山咋神
住所: 滋賀県大津市坂本5-1-1 地図を表示
緯度/経度: 北緯 35°04'16.0"
東経 135°51'56.2"
略縁起: 比叡山の東麓の坂本の地に鎮座する神社。東本宮と西本宮より成る。崇神天皇七年、鴨鹿島（賀島）を祝とし、神代より大山咋神の領するところとされる比叡山の東麓である牛尾山（八王子山）の山頂から麓へと「并天塠之和魂（あめなみづかのにぎみたま）」（并天塠は牛尾山の別称とされる）を遷し、奉斎させたことに始まるという（東本宮の創祀）。天智天皇七年（668）三月に鴨賀島八世孫宇志磨呂に詔して、大和国大三輪坐大己貴神を勧請したと伝える（西本宮の創祀）。祭神である大山咋神は、『古事記』大年神の系譜上に登場し、「大山咋神、亦の名は山末之大主神。此の神は近淡海国の日枝の山に坐して、亦葛野の松尾に坐して、鳴鏑を用つ神ぞ」とあり、『古事記』編纂時から近江国の日枝山（比叡山）に鎮座していたことが知られる。全国の日吉・日枝・山王神社の総本宮である。延喜式神名帳、近江国滋賀郡「日吉神社」とあり、名神大社に列する。
URL: 山王総本宮　日吉大社【公式HP】
http://hiyoshitaisha.jp/
備考

神社データベース凡例

1. データベースの目的

本データベースは『古事記』に登場する地名の要点をまとめてインターネット上で閲覧できるようにし、国内外の研究者だけでなく、広く一般の古典文学愛好者も『古事記』の世界をより深く理解することのできる手引きとなるよう作成したものである。多くの人々に本データベースが活用されることで『古事記』に対する興味関心が高まるとともに、さらなる研究の進展を願ってやまない。

2. 凡例

一、本データベースは『古事記』に登場する神社およびゆかりのある神社名を見出しに掲出し、①読み、②ローマ字表記、③主祭神、④住所、⑤緯度・経度、⑥略縁起、⑦URL、⑧備考の各項をまとめたものである。
一、原則として、『古事記』に登場する神社を中心に、『古事記』に登場する地名を持つ神社、『古事記』に登場する神・登場人物を祀る神社を掲げた。
一、社名の読みは当該神社が公開している情報および後述した辞典類を参照し現代仮名遣いで示した。
一、ローマ字表記はヘボン式を用いた。
一、主祭神は、当該神社公開している情報や後述した辞典等を参照し記載した。また、主祭神が『古事記』に登場する神や人物であり、『古事記』の表記と異なる場合は（　）にて『古事記』における表記を併記した。
一、略縁起は、当該神社出版の社史を始めとし、白井永二・土岐昌訓編『神社辞典』（東京堂出版、1979年12月）、式内社研究会編纂『式内社調査報告』全25巻（皇学館大学出版部、1976年2月-1995年2月）、全国神社名鑑刊行会史学センター編纂『全国神社名鑑　上・下』（全国神社名鑑刊行会史学センター、1977年7月）、神社新報社編『全国著名神社名鑑』（神社新報社、2005年3月）、志村有弘・奥山芳広編『社寺縁起伝説辞典』（戎光祥出版、2009年12月）を参照し記載した。また各都道府県の神社誌、県史・町史等も適宜参照した。
一、URLには、各都道府県や市町村などで作成している観光情報等のホームページのアドレスを掲げた。現地に赴く際の参考とされたい。

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